美しい模様とポーランド陶器の歴史(短縮版!)

ポーランド陶器の魅力のひとつに、バラエティー豊かな手描き模様があげられると思います。
中でも、もっとも特徴的なものは、この目玉模様でしょう。


ポーランドのボレスワビエツで陶芸がこれほど盛んになったのは、いつのことでしょうか?
この地域は、1945年に第2次世界大戦が終わるまでは、ドイツ語でBunzlauブンツラウと呼ばれていました。だから、ドイツの伝統陶器としてどこかで見かけた方もあるかも知れませんね。ドイツとの国境に近いその町は、今ではBoleslawiecボレスワビエツとポーランド名で呼ばれています。


クラクフに首都を置き、ポーランド王国として栄えていた14世紀ごろ、ボレスワビエツでは焼き物に適した豊富な土があることから、陶工が集まり工房を建てるようになったそうです。
1897年にブンツラウに陶芸学校ができ、全国から人材が集まるようになり、優れた陶工を生み出すことになったそうです。


特徴的なスタンプの技法を使った模様は、1830年代に始まり、現在も続いています。スタンプは、バルト海の海綿を使用しているのだそうです。

目玉のように見える丸い模様の繰り返しは、peacock eyes(ピーコック・アイズ)と呼ばれて孔雀の羽の模様を表しています。

ということで、超短縮版でポーランド陶器の歴史を見てみました。
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